こんにちは。
最近はITエンジニアを目指してプログラミングの勉強を始める人を見かけることが増えてきました。
そしてそういった人たちの共通の悩みと言えるのが、「最初のプログラミング言語を何にするか」。
今日の記事ではその悩みを解決するために現役エンジニアであるぼくがオススメする、最初のプログラミング言語を紹介していこうと思います。
前置き
前提を覆すようではありますが、ITエンジニアを目指すにあたり、最初に学ぶ言語を何にするかはそれほど重要なことではありません。
まずITエンジニアとしてキャリアをスタートすれば、利用するプログラミング言語を変えることは頻繁にあります。
また、1つのプログラミング言語をある程度習得すれば、他の言語を学ぶハードルは大きく下がります。
そのためあまり深刻に悩むポイントではないと言えるのです。
とはいえ何事も効率よく行きたい人はいますので、そんな方に向けて具体的なアドバイスを現役エンジニアの視点からお話していきます。
最初に学ぶオススメのプログラミング言語
結論から先にいうと、ITエンジニアを目指すに当たって、最初に学ぶべきプログラミング言語は以下の通り。
- Ruby
- JavaScript
- PHP
- Java
多すぎて結局絞り込めないよ!という声が聞こえてきそうですが、ご安心ください。
それぞれの特徴・メリット・デメリットをお話したのち、この中からあなたに合ったプログラミング言語の選び方についても解説していこうと思います。
それぞれに共通する特徴
Web開発で利用されている
今回選んだ言語はいずれもWeb開発案件で用いられるものです。
ITエンジニアと言うと機械学習エンジニアやVRエンジニアなどが華々しい存在として語られていますが、そういったエンジニアは全くの初心者からなるには非常に難易度が高かったりします。
ITエンジニアになるときはもっとも門戸が開かれているWebエンジニアから入ることをオススメします。
求人が多い
また紹介しているそれぞれの言語は求人が多いという共有点も持っています。
趣味で始めるというのであれば気にするポイントではありませんが、最終的にITエンジニアとして働くのであれば、その言語の需要というのは見逃してはいけないポイントでしょう。
Ruby
ではそれぞれの言語について簡単に紹介していきます。
まずはベンチャー企業での採用が多いRuby。
このRubyは日本人によって、作られたプログラミング言語であり、WebフレームワークであるRuby on Railsとセットで語られることが多いです。
文法が直感的であり、初心者の人でも抵抗なく学ぶことができるという評判が多いです。
僕自身Rubyを経験したことがありますが、非常に丁寧に設計された言語であり、他の言語と比べた時にストレスなく開発が行えるように感じました。
またRubyを利用している企業はカジュアルな文化を持っているところが多いので、私服勤務やフレックスなどといった働き方に関心のある人にとっても実現できる可能性が高いところはメリットといえます。
JavaScript
JavaScriptは主にフロントエンド、いわゆるWebサービスの画面表示を制御する目的で利用されることが多い言語です。
この言語の特徴は非常にオールマイティであるところ。
前述したような画面開発だけではなく、サーバーサイド・モバイルアプリケーションなど非常に多岐にわたって活躍の場が用意されています。
そのためいろんな技術に興味があったり、具体的にやりたいことがまだ定まっていない人には特にオススメと言えます。
文法については良くも悪くも自由度が高いという特徴があります。複雑なアプリケーションを開発する時にはネックとなる場面もありますが、はじめのうちはその柔軟な仕様は学習の助けとなってくれることでしょう。
PHP
PHPはサーバーサイドで利用される言語であり、国内のWebサービスにおいて非常に多く利用されている実績があります。
とにかくWeb開発案件に携わりたいという人にとってこの求人数の多さは非常に魅力的です。
またブログ等で多く用いられているWordPressもPHPで作られているため、ガッツリとサーバー開発をする以外でも活躍の場は多いでしょう。
PHPだけでもWebサービスを開発することは可能ですが、基本的にはフレームワークを用いられることが多いです。
特に近年急激に需要を伸ばしているLaravelというフレームワークを用いた案件は今後も増えていくことでしょう。
Java
JavaもPHPと同様に国内でトップクラスの案件数を誇る言語です。
主に業務系・金融系などで利用されていることが多く、今後も需要が下がる心配のない言語と言えます。
案件数が多いこともあり、教えてくれるプログラミングスクールが充実していることが特徴です。
文法は長い歴史も手伝い、複雑と感じる人も多いかも知れません。僕自身初めて業務で使った言語はJavaでしたが、非常に苦戦した記憶があります。
欠点としては業務系・金融系で多く用いられている都合から、少しお堅い案件が多いこと。それによってスーツ勤務が義務付けられている可能性が高いです。
この中からの選び方
それぞれのプログラミング言語の特徴を踏まえた上で、あなたに向いている言語を選ぶためのヒントを書いていきます。
悩む時間があれば、それを学習に当てた方がITエンジニアへの近道となります。この項目を手がかりに早速取り組むべき言語を決めてしまいましょう。
カジュアルな働き方を目指したい -> Ruby
まずITエンジニアを目指す理由として特にあげられることが多い、カジュアルな働き方。
いずれの言語でも探せばそういった企業は見つかりますが、可能性をあげたければRubyがオススメ。
逆にJavaは規則の厳しめな現場が多いので、避けた方が無難でしょう。
とにかく最速でITエンジニアになりたい -> Java/PHP
その言語の特徴なんてなんでもいい、とにかく俺はITエンジニアになってバリバリ働きたいんだ!という人には案件数が特に多いJava/PHPをオススメします。
ITエンジニアにとって現場が一番効率よく学習できる場所ですので、その判断は正しいと言えるでしょう。
ただしレガシーなシステム・古い文化の企業で使われていることも多い言語でもありますので、最初のうちは理想としたエンジニアとしての働き方ができない可能性があることも留意しておきましょう。
いろんなものを作れるようになりたい -> JavaScript
ITエンジニアになりたいという目標はあるものの、実際に何を作りたいかわからない。または色々なものに興味があってオールマイティな言語を学びたい、という人にはJavaScriptがオススメ。
JavaScriptを学べば、フロントエンドはもちろん、サーバーサイド開発、iOSやAndroidのモバイル開発にも手をつけることが可能です。
求人の数も申し分なく、色々やりながら技術を身につけていきたいという人はJavaScriptを選ぶといいでしょう。
まとめ
すでにお話したように、ITエンジニアにとって一番学べる機会が多いのは現場経験からです。
あまりに長い時間どれを学ぶか悩むのは正直いって無駄と言えます。
もし自分に向いていないと感じても一度基礎を身につければいくらでもシフトが可能ですからね。
まずは今日紹介したようなメジャーどころから1つを選んで、早速学習を始めていきましょう。