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エンジニアの働き方比較

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昨今大きく注目を集めているITエンジニアという職業。

AI、ブロックチェーンやIoTなどといった最先端技術が注目されるに伴い、それらのテクノロジーを生み出すエンジニアという存在にもスポットが集まって来ています。

また労働市場における需要の高さから、高収入・自由な働き方が比較的簡単にできることから、ワークライフバランスを重視する人々にとっても有力な選択肢として注目されています。

そんなITエンジニアですが、その中でも多くの働き方・雇用形態が存在しています。とはいえ具体的にどのような働き方を選ぶことで自分が目指す環境を手に入れられるかということを調べることは簡単ではありません。

そこで今日は正社員・派遣・フリーランスと様々な働き方、環境でエンジニアとして活動して来た経験を元に、エンジニアの働き方の概要についてわかりやすく説明していこうと思います。

エンジニアの働き方

今回は以下の分類で、どのような特徴があるかについてそれぞれ説明します。

  • 正社員
  • 派遣
  • フリーランス

正社員

エンジニアに限らずもっとも一般的な働き方である正社員についてです。

メリット

終身雇用制度こそ崩壊しつつある現在でありますが、ある程度の期間の安定や保証、サポートが受けられるということで多くの人が最有力候補として考えていることでしょう。

また育成採用枠として未経験エンジニアを正社員として募集している企業もありますので、これまでのキャリアに自身がない人でもチャンスを得やすいです。

あまり規模の大きくない企業やプロジェクトの場合、中心に立って貴重な経験を積める可能性も他の働き方に比べて多いため、技術的な向上を重要視している人にとってもオススメといえます。

デメリット

エンジニアとして正社員になった場合、多くの場合週5日出勤して業務に励むことになります。もちろん例外はありますが、フルリモートや時短勤務という柔軟な働き方を実現するのは他の働き方と比べると難易度が高いです。

また給与に関しても他業種と比べて高額になることは少なく、特に最初の給与交渉で低い額で妥協してしまった場合、満足な額が得られないケースが多いです。もちろん大企業やメガベンチャーに就業することができれば高い給与を実現することも可能ですが、そういった企業はハードルも競争率も高いです。

企業規模によってはストックオプションを従業員側のメリットとして上げていることもありますが、100%ではない上、人生を大きく左右するような額はまず望めないので、主要な選択理由としてはおすすめできません。

総括

会社に身を寄せることになる正社員という働き方ですが、この業界においては退職回数はそこまで重要視されません。そのためもし合わなかったら辞めるという選択肢もカジュアルに取ることが可能です。

まずはエンジニアになることから目指している人や、会社の一員として和気藹々と仕事をすることに憧れている人にとってはほぼ間違いのない選択肢と言えるのではないでしょうか。

一点気をつけることがあるとすれば、SES企業のような客先常駐を求める企業と自社開発を行なっているようなベンチャー企業では、それぞれ身につけられるスキルなどが変わってくることがあるということです。

正社員だから長く腰を据える必要があるというわけではありませんが、正社員だったら何でもいいという姿勢だと思わぬ落とし穴にハマる可能性がありますので、選ぶ際は慎重に考え判断するようにしましょう。

正社員エンジニアを目指したい、自分にあった職場に転職したい人は

例えば社内エンジニアのような労働時間の安定した職場を求めるのであれば社内SE転職ナビを、SIerからWeb系企業に転職して和気藹々とした環境で技術を磨きたいのであればポテパンキャリア、というように自分の目標にあった媒体を活用して妥協なく選ぶようにしましょう。まだ目標が定まっておらず、色々みて決めたい、という人には規模の大きなレバテックキャリアに登録して様子をみてみることもオススメです。

派遣

次は派遣会社を通じて企業との契約を結ぶ働き方についてです。

メリット

世間一般的な考え方だと、アルバイトの延長線上のように捉えられがちな派遣エンジニアですが、実際は下手な企業に正社員として入るようりも高待遇を得られるケースが多いです。

ある程度派遣会社に仲介料を取られることになりますが、それを差し引いても十分稼ぐことが可能です。具体的にいえば経験が1年もあれば最低でも30万円以上の収入は確保できるはずです。

また規模の大きな派遣会社の場合、年末調整や福利厚生のサポートが充実しているところもありますので、フリーランスなどに比べると雑務に追われる時間は少なくなることでしょう。

キャリア構築の観点からも、自分の要望を伝えてそれに合った案件を紹介してくれるので自由度の高い仕事の選択が可能ですのでオススメすることができます。

紹介された現場に入ってみた現場が気に入らなくても、契約期間に沿ってさえいれば、担当営業の方に伝えるだけでサクッと辞めて別の現場を選ぶことができますので、短いスパンで多くの種類の技術を経験したい人にも向いているでしょう。

デメリット

正社員と比べるとある程度柔軟な働き方を求めやすくはありますが、それでも基本的には現場に常駐する形の案件が多いです。もしフルリモートが可能な場合でもある程度収入の低下を条件とされるケースが多いでしょう。

収入に関しては十分とはいえフリーランスエンジニアとして働くケースと比べると、マージン率の関係もあって経験を積んで市場価値が上がること不満を感じる可能性もあります。また逆に未経験出あったり、経験が乏しい場合は少しハードルが高いと感じるかもしれません。ただ企業によっては同じ派遣社員が常駐している現場を紹介して、サポートを依頼してくれることもあるので、その辺りは相談して落とし所を見つけると良いかもしれません。

正社員と比べると派遣社員は部外者とまでは言いませんが、中心から少し外れた立場になることも無視できません。そのためもし上流や中心的な作業を行いと思っている人にとっては、正社員を選んだ方がふさわしいケースもあるでしょう。

総括

エンジニアにとって派遣という働き方は世間の認識する派遣よりも遥かに高待遇な働き方です。基本的には残業があった場合もしっかりと時給換算されて残業代が支払われるので、薄給に苦しめられることも少ないでしょう。

ただある程度キャリアを積んだ段階でも派遣を選び続けるというのは少し勿体無いので、新しい技術にチャレンジするときや独立前のステップアップ、良い就職先が見つからなかった場合の中間地点に利用するという見切りのつけ方をしてしまうのもアリかもしれません。

派遣エンジニアを経験したい人は

派遣エンジニアとして派遣会社を通じて経験を積みたいという人は僕も使ったことのあるパーソルテクノロジースタッフが圧倒的にオススメです。丁寧な対応と業界トップクラスの案件数はもちろんのこと年末調整や各種福利厚生も非常に充実しています。報酬についてもこちらの要望に沿った形で案件を紹介してれますので、右も左もわからない人でも安心です。

フリーランス

今もっとも注目を集めている企業に属さない働き方であるフリーランスエンジニアについてです。

メリット

一番のメリットとも言えるのが収入の高さです。エージェントを使った場合はある程度紹介料が取られることもありますが、基本的には正社員や派遣社員を大きく上回ります。

よっぽど買い叩かれない限りは生活にもかなりの余裕を持たせることができるのではないでしょうか。

また働き方についても柔軟を持たせることが比較的容易です。自身の技術やこれまでの経歴にもよりますが、フルリモートや週2、3の時短勤務を業務委託で受け付けてくれる企業もかなりの数が存在します。

時短勤務を複数受けることで効率よくキャリアを構築することも個人で活動するのであれば実現することが容易です。

デメリット

税金周りの手続きや契約手続きを自分で行う必要があるというのはよく語られる個人事業主としてのデメリットです。エンジニアの本業以外にも時間を取られることが多いので、人によってはそれらの手続きなどを外部に依頼していることも多いです。

また後ろ盾が存在しないことから契約周りに神経を使うことも覚えておいた方が良いでしょう。業務委託であればそこまで不安はありませんが、受託開発やクラウドソーシングを利用する場合は責任問題や報酬不払いなどのリスクが0ではありません。

総括

世間ではフリーランスエンジニアという働き方に憧れ、目指している人も多いかと思います。しかし不適切なエージェントを選んでしまったり、市場価格に関する認識が不足していると、高い報酬というフリーランスの最大のメリットを享受できない可能性もあります。

僕自身フリーランスエンジニアという働き方を選択していますが、個人であるということで苦労したり不安を抱えることも少なからずあります。

とは言ってもしっかりとキャリアを構築していけば、任意のタイミングで正社員という会社に属する選択に戻ることも難しくありませんので、試しにチャレンジしてみるというもオススメです。

フリーランスエンジニアとして独立したいという人は

フリーランスとして最初の一歩を始めたい人や、今現在フリーランスをやっているが営業や手続きに疲れてしまった人はフリーランスエージェントを経由して業務委託から始めることをオススメします。

エージェントを使うことによってフリーランスのデメリットである各種手続きへの労力・コストを軽減することができますし、ギークスジョブなどではエンジニア同士のコミュニケーション機会を用意してくれているところもあります。情報交換が大きなメリットを生むフリーランスとしては是非とも活用していきたいです。レバテックフリーランスなどのような大手エージェントでは継続して案件を紹介してくれますので、仕事が途切れる不安に襲われることなく、エンジニア業に集中することが可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか。一言にエンジニアといっても複数の働き方が存在し、人によって向いているものは異なってくるでしょう。

また今回紹介した3つのいずれかを選択したとしてもその中で更に、就職先や契約先によって状況は変わってきます。

行動することが必ずしも正しいとは言えませんが、少しでも自分の理想に近い働き方を求めていきたいのであれば、様々な働き方を経験してみることもエンジニアという職業であればオススメです。

この記事がエンジニアを目指す人、今後のキャリアプランに悩んでいる人にとって参考になれば嬉しく思います。

閲覧いただき、ありがとうございました。

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