プログラマーをはじめとするITエンジニアの市場価値は日々上がり続けています。
筆者自身、文系大学卒業・エンジニア歴4年でありながら最近では月収100万円は安定して稼ぐことができています。もちろんエンジニアとしての収入のみでです。
また働き方もリモート中心で行なっており、煩わしい通勤に悩まされることなく、自分好みに整えた作業環境でのびのびと仕事ができています。
この状況を話すと他業種の友人などから驚かれるわけですが、実際ITエンジニアという職業にはこの程度の待遇であれば低い難易度で到達できるポテンシャルを持っています。
そんな状況にあるエンジニアという職業に興味をもち、勉強を始めるという人も増えてきています。
エンジニアを目指す場合、多くの人が独学で勉強を始めようとします。
もちろん独学でもエンジニアになることは不可能ではないのですが、
- モチベーションが保てない
- 何から手をつければいいかわからない
- 検索しても出てこないものがあるとお手上げ
- 勉強したというだけで採用してくれるところは少ない
という理由からハードルはどうしても高くなってしまいます。
そのため僕は、未経験からエンジニアを目指すのであれば、こだわりがない限り、プログラミングスクールに通うことをオススメしています。
ただプログラミングスクールは現在数え切れないほどの数が存在しており、その中からコストに見合うだけのスクールを見つけるというのは至難の技。
そこで今回は現役エンジニアとしての視点・立場から情報を集め、分析した結果、エンジニアへの最短ルートとなり得るプログラミングスクールを厳選して3つ紹介していこうと思います。
- エンジニアになりたいけど最初の一歩が進めずにいる
- プログラミングスクールを探しているけど決め手に欠けている
という人は是非ご覧になって、3つの中から自分にあったものを選んでみることをオススメします。
オススメする前提条件
本題に入る前に今回厳選する3つのプログラミングスクールに共通する点についてお話ししておきます。
転職・就職サポート
プログラミングスクールといえばプログラミングを学ぶためだけの場所。という考え方はもはや古いです。
エンジニアとして働くまでの最も高い障壁というのが、未経験の状態からの就職活動です。
どれだけ勉強して技能を身につけたといっても、業務未経験であるという事実は就職活動において大きな足枷となってしまいます。
企業側としてもサービスを育てていく上で、実績のあるエンジニアを採用したいと思うのは当然のことです。
独学で学習してきた人や転職・就職サポートのないスクールを選んでしまった人はこのステップでつまずいてしまうことが多いです。
今回紹介する3つのスクールはいずれも良質な就業サポートを提供しており、学習完了後スムーズにエンジニアとして働き始めることができる可能性が非常に高いです。
現役エンジニアが厳選したプログラミングスクール
では早速僕のオススメするエンジニアになるためのプログラミングスクールを紹介していきます。
いずれも無料での相談会や見学を受け付けているので、気になるものがあれば自分自身の目と耳で詳細を確認してみることをオススメします。
DMM WEBCAMP
まず最初にオススメするのが株式会社インフラトップの運営するDMM WEBCAMP(旧:WEBCAMP PRO)。
このスクールの特徴は以下の二つ。
- 転職保証
- 通い放題・質問し放題
転職保証
DMM WEBCAMPの受講料は498000円(税抜)と今回紹介する3つのスクールのなかでは高額となります。
月23200円の分割払いも可能とはなっていますが、金額自体は覚悟が必要な額であることは変わりません。
もちろんITエンジニアとしてキャリアを伸ばすことができた時に得られるメリットを考えればすぐに取り返せる額ではありますが、多くの人は二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。
ただこの料金はある条件を満たせば、受講後に全額返金してもらうことができます。その条件とは
「受講完了後、3ヶ月以内に転職・就職できない場合」
というものです。
これってつまりエンジニアという職業になれる権利を50万円で買っているということになります。
万が一エンジニアとして就職できなかった場合、失うものは時間のみということになりますね。
通い放題・質問し放題
プログラミングスクール自体の最大のメリットとも言える、わからない部分があったときに知識のある人に質問できるという環境。
DMM WEBCAMPではこのメリットを最大限に享受できる仕組みが備わっています。
それが自分の好きなときに通い放題、講師に質問し放題という仕組みです。
具体的には11時から22時までの間、講師が常駐しているところに好きなタイミングで通うことができ、疑問の解消やアドバイスをもらうことが可能です。
もちろんオンライン上での質問も可能です。
この仕組みによって、より熱心に貪欲にプログラミング学習をしようとしている人ほど力をつけられる環境になっているわけです。
総括:ぱっと見の料金は高額だがコスパが非常に高い
プログラミングスクールの競争が激しい昨今、約50万円という高めの金額をサイトに堂々と載せているスクールはそうそうありません。
しかもエンジニアになれなかった場合、全額返金するという仕組みまで備わっているわけです。
サービスに超自信があることが伺えますよね。
転職保証 × 使い放題
という2つの特徴から、DMM WEBCAMPは本気でエンジニアを目指す熱意のある人に強くオススメしたいです。
ポテパンキャンプ
次にオススメするのが、株式会社ポテパンの運営する転職特化型スクール、ポテパンキャンプです。
このスクールの特徴は
- WebフレームワークであるRuby on Rails専門であること
- 講義の内容と講師がハイレベル
- 転職が決まれば全額キャッシュバック
Ruby on Rails専門
ポテパンキャンプでは学習する言語としてRubyを、さらにはRubyの中でもWeb開発に特化したフレームワークであるRuby on Rails(以下Rails)を専門に取り扱っています。
Railsは筆者も扱ったことがありますが、取り組みやすく、かつ奥深いフレームワークです。
またベンチャー企業を中心に就業先も豊富にあるスキルです。
SIer/SESでJavaを扱っているが、Rubyを使ったカジュアルな働き方にシフトしたい。という人は非常に多いです。
ハイレベルな講義
ポテパンキャンプは知人や以前の同僚が通ったという話をよく聞くのですが、講義のレベルがめちゃくちゃハイレベルです。
勢いに乗っているスタートアップ企業のCTOとして活躍した経験のあるエンジニアを筆頭に、実際の現場でも最前線で活躍できるほどの知識を提供しています。
単に趣味としてプログラミングを学びたいという人にはオーバースペックなほど容赦のない指導ですので、受講できるかを決める選考を通過しなければ受講することができません。
最近はそのカリキュラムの質が口コミで話題になり、競争率も上がっているようですので、気になった方は早めにカウンセリングを受けてみることをオススメします。
転職が決まれば全額キャッシュバック
先に紹介したDMM WEBCAMPとは逆に、ポテパンキャンプではポテパン経由で仕事が決まった場合、受講料を全額キャッシュバックしています。
ポテパンキャンプの受講料は10万円(別料金のビギナーコースもあり)と、比較的安めの料金であり、さらに無事エンジニアになった暁には戻ってくると考えれば非常にとっつきやすいシステムとなっています。
運営しているポテパンは正社員・フリーランスへの求人を幅広く扱っているため、講習を乗り越えれば就業できる可能性は非常に高いのでキャッシュバックも非常に現実的になるかと思います。
DMM WEBCAMPの転職保証とポテパンのキャッシュバックのどちらが向いているかは性格や考え方次第なところもあります。自分にあった料金プランを選択してみてください。
統括:目標がRubyエンジニアであればポテパンキャンプ一択
プログラマーになりたい、と考えた時どの言語を選ぶかは人それぞれ。
そこでRubyを選んだ人であれば、ポテパンキャンプを選ぶのが間違いありません。
もしPythonをやりたい、という人でも同じスクリプト言語であるRubyを学んでおいて損はないでしょう。
今の日本で未経験からエンジニアになろうとした場合、Rubyを使ったWeb開発が最適解の1つです。
選考が厳しめというのがネックではありますが、通れば高い確率で0コストでエンジニアになれることを考えるとダメ元であっても選ぶ価値のあるスクールと言えるでしょう。
プログラマカレッジ
最後に紹介するのは転職支援企業のインターノウス株式会社の運営するプログラマカレッジです。
このプログラマカレッジの特徴は1つ。
- 完全無料であること
です。
完全無料
なんといってもこのプログラマカレッジをテーマに話す時に外せないのがこの完全無料という驚きのスタイル。
多くのプログラミングスクールが30万円〜80万円ほどの料金である中、0円というのはなかなかパワーに溢れる響ですね。
ただ無料というと胡散臭い、質が低いんじゃ…と不安に思う気持ちは当然のように湧いてきます。しかしそこらへんにもしっかりした理由と確かな実績が存在しています。
まず無料である理由は、エンジニア不足に悩む企業からの協賛金によって運営されているから。
またカリキュラムの内容は現役エンジニアの視点からみても、しっかりと実務に必要な知識と経験が得られる内容を取り揃えており、プログラマーへの就職率も95.2%という非常に高い水準を誇っています。
無料であることのデメリット
無料であることは受講料を理由にスクールに通えない・通う勇気が出ない人にとっては大きなメリットです。
しかし無料であることによって、
- どうせ無料だし、ということで途中で辞める気持ちが芽生えやすい
- モチベーションが保ちにくい
といった主にメンタル面におけるデメリットがあることは覚えておきましょう。
一応プログラマカレッジでは対面形式をメインにしているため、そういったデメリットをフォローする要因もありますので、無料相談した上で自分に向いているかを判断してみるといいでしょう。
統括:コストを抑えたいのであればプログラマカレッジ
個人的にプログラミングスクールに通って得られるメリットを考えれば、適切なスクールにある程度の料金を払うことは躊躇うべきではないと考えています。
現在のエンジニアの待遇を考えればあっという間に取り戻せる上、キャッシュバックや転職保証をうまく活用すれば負担やリスクは最小限に抑えることができます。
とはいえそういった先を見て判断するというのは勇気や成功体験が必要であることも事実。
どうしてもスクールにお金を払いたくない、最低限のコストでエンジニアになりたいという人はプログラマカレッジで一度話を聞いてみるといいでしょう。
プログラマカレッジについては以下の記事で詳細に紹介しているので、気になった方は是非目を通して見てください。
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まとめ
エンジニアの視点から分析したオススメのプログラミングスクールを紹介して見ました。
独学で上り詰めるというのはロマンもありますし、現実味のある話ではあります。
しかし効率よく、高い確率でエンジニアになりたいのであればプログラミングスクールを最初から選択肢から外すというのは勿体無いです。
すぐに通うと決めるのではなく、各スクールが用意している無料相談・体験教室を利用して、雰囲気や実体験をまずは感じて見ましょう。
閲覧いただき、ありがとうございました。